テロ事件に関するデータをいじってみる

昨日バルセロナの繁華街でテロの事件がありましたよね。初めて知った時は本当にショックでした。
自分もまさにその通りを去年の夏休みに訪れていたため、現場の状況などをリアルに想像しすぎてしまいました。
edition.cnn.com

昨今特にヨーロッパではテロの事件が多くありますけれども、今回のようなものは本当に防ぐことはできなかったと思います。銃や爆弾で犯行を起こすのならまだ対策の立てようがありそうに見えますけれども、車で人混みに突っ込むなんてどうやっても止められない。

被害にあった人々や大勢の死者の方々には心のそこからお悔やみ申し上げます。

ところで、この機会に以前kaggleで発見したテロに関するデータをRでいじって見ようと思ったのでここに記録として残して起きます。

データはこちらのリンクから拝借しました。
GTD Terrorist Attacks in France | Kaggle

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『コーヒーのグローバルヒストリー』 読書感想②

前回の続きです。
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日本におけるコーヒーの歴史
この部分においては、日本にどのようにコーヒーが持ち込まれたのか、さらにはどのような歴史を経て日本はコーヒー消費国世界四位(2002年時点での統計データによる)まで登ってきたのかという歴史が大まかに説明されていました。

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『コーヒーのグローバルヒストリー』 読書感想①

小澤卓也著、『コーヒーのグローバルヒストリー ~赤いダイヤか、黒い悪魔か~』を読みました。

本全体としては、コーヒー産業で大きな役割を果たしている5カ国を、「生産する側」と「消費する側」の二つに大別して、時系列的に歴史を紹介していました。その一方、コーヒーという嗜好品が、どのように各国に影響を及ぼしてきたかということも説明されていました。
今では自分も1日平均1~2杯は飲んでいるコーヒー。それに関して雑学的な知識を少し学んでみるのも面白いかなと思ったためこの本を読みました。非常に興味深い読書だったため文字に起こしておきたいと思います。

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amzn.asia

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『魔王』 読書感想

伊坂幸太郎作、『魔王』を読みました。
あらすじ
超能力を持つ安藤がある政治家の出現に対して大衆とは違った視点から危機感を抱くというのが話の根底にあります。これはオペラ魔王に出てくる子供ように表現されているため、タイトルも『魔王』となっています。その超能力というのが自分が思ったことを他人に喋らせられるという腹話術。犬養という政治家にたいして問題意識を常に持ち、彼が疑問に思うことに対して、考察を巡らせるというお話です。
ボリューム的には読了するのには時間がかからずにサクッと読めました。けども、話の終わり方などが綺麗ではなく少しばかり歯がゆい感じも残りました。
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隕石落下データを地図上に描画してみる

kaggleのデータセット一覧を見ていたら、Meteorite-landingというものを見つけました。
Meteorite Landings | Kaggle
別に、地質学とか天文学とかに詳しいわけではないのですが面白いデータだと感じたのでRでできるようになったことを織り交ぜながら可視化して見たいなと思ったのでやって見ます。

library(ggplot2)
library(dplyr)
mtl <- read.csv("meteorite-landings.csv")
str(mtl)
'data.frame':    45716 obs. of  10 variables:
 $ name       : Factor w/ 45716 levels "Aachen","Aarhus",..: 1 2 6 10 406 417 429 430 435 454 ...
 $ id         : int  1 2 6 10 370 379 390 392 398 417 ...
 $ nametype   : Factor w/ 2 levels "Relict","Valid": 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 ...
 $ recclass   : Factor w/ 466 levels "Acapulcoite",..: 333 197 85 1 339 85 360 190 339 242 ...
 $ mass       : num  21 720 107000 1914 780 ...
 $ fall       : Factor w/ 2 levels "Fell","Found": 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 ...
 $ year       : int  1880 1951 1952 1976 1902 1919 1949 1814 1930 1920 ...
 $ reclat     : num  50.8 56.2 54.2 16.9 -33.2 ...
 $ reclong    : num  6.08 10.23 -113 -99.9 -64.95 ...
 $ GeoLocation: Factor w/ 17101 levels "","(-1.002780, 37.150280)",..: 16779 16983 16923 9106 844 14808 16496 16453 784 721 …
head(mtl,2)
    name id nametype recclass mass fall year   reclat  reclong            GeoLocation
1 Aachen  1    Valid       L5   21 Fell 1880 50.77500  6.08333  (50.775000, 6.083330)
2 Aarhus  2    Valid       H6  720 Fell 1951 56.18333 10.23333 (56.183330, 10.233330)
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『凡人として生きるということ』 読書感想

初めて押井さんの本を読みました。
本書で取り上げられているテーマは多岐にわたり、人間関係、恋愛などといった人間の本質的な事柄から、マクロ的な視点で捉えた日本や世界での格差問題といった事柄も取り上げられていました。このような点に対して押井監督独自の問題提起から始まり、順序だてて述べられた彼の考察が綴られた作品でした。
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その中の一つで、格差問題に対する彼の考察が非常に興味深かったです。

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『未来のイヴ』 読書感想

(この記事はネタバレを含んでいます。)
大好きな攻殻機動隊の映画『イノセンス』に大きな影響を与えた本、象徴主義のフランス人作家ヴィリエ・ド・リラダン作の未来のイヴを読みました。

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https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-a9-de/pee_poo_pee_k/folder/871435/84/15003084/img_0?1240025918
映画の冒頭でも出てくる有名な引用

我々の神々も我々の希望も、もはや科学的にしか考えられなくなってしまった以上、どうして我々の恋愛もまた同じく科学的に考えてはならぬのでしょうか

異なった訳し方がされているのですが、とても印象的なこの引用とともに、映画は始まっていきます。

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